加藤ミケ
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2009-10-29 Thu 01:38
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2009-10-25 Sun 20:02
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2009-06-08 Mon 01:00


しばらく気絶していたらしい。
体を起こすと、僕は辺りを見まわして驚愕した。


そこには、背丈のあまり大きくない学ランの後ろ姿と、ボコボコにされた体育教師が焦点の合わない目でその学ランをにらみつける姿があった。
教官室の壁には、茶とも赤ともつかないシミがついていた。
・・・なんで、あそこに立っているのは・・・沢田・・・・・か?
彼が僕を助けたというのか?理由が見つからない。
一体、何故?彼はどういうつもりなんだ・・・?
そこで思考は停止した。いや、停止させられた。
彼の「オイ」という一言で。
もう一度、彼が口を開く、
「お前、さっさと消えろ。」
投げつけるように放たれた言葉。
聞きたいことは沢山あったが、相手はあの沢田だ。
せっかく助かったのだから、何事もなく済ませたい。
そんな一心で立ち上がり、恐る恐る「ありがとう」と言ってその場から立ち去った。


それから数日後、体育教師が沢田に対して、一方的に暴行を加えられたのだと校長に虚偽を申し出たと知った。
おそらく、僕はこんな事態になっていても、沢田の為に事情を説明しに来ることはないだろう、とあの男は考えたのだろう。
きっと後で、何かしら念を押しに来るとは思うが・・・。
あの男の企みなど、ぶっ潰してやろうじゃないか。
僕は覚悟を決めた。向かうのは、学年主任の中年の女教師の元。
僕は、普段は絶対しないような涙目で、あの男に乱暴されそうになった、と訴えた。
すると、学年主任は慌てて近くの若い教師に向かって大声で叫んだ。
「今、生徒指導室に居る沢田君、呼んで来て。」
あの男の方を振り返ると、みるみるうちに顔が青ざめていくのがわかった。
心の中でざまあみろ、と毒づく。
けれど、次の瞬間、僕はそれどころではなくなっていた。
呼ばれた沢田がこちらへ歩いてくる。
僕の目は、沢田に釘付けになった。今まで直接目にした事のなかったその顔を、僕はよく知っている気がした。
視線に気付いた沢田が、不機嫌そうに「何?」と聞いてきて、思わず目を逸らしてしまった。
それを気にする素振りもなく、沢田は僕の横を通り過ぎて行った。
横顔が、よく知った横顔と同じつくりをしていると、そう思った。
沢田の後ろ姿をぼうっと見つめていると、学年主任が僕の近くに寄ってきて言った。
「事情を説明してもらえる?」
僕は頷き、別室に連れて行かれた。

そして、結果、自分の名が全校に知られる事態になったのだ。
体育教師に襲われそうになって、あの沢田に助けられた「女子生徒」として。

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